今日は春日部からバレエの小学6年生女の子。
いつもバレエのクライアントで感じることは、親御さんの真剣さ。
他のスポーツと比べても熱量が高い。
どうしてもバレエのセッションは解剖学の難しい話をしないといけない。
骨格模型を使って、こどもにもわかるように進めるけど、それでも難しいと思う。
こどもに実践させながら、
ほらねこうすると楽に立てるよね、
こうすると力入っちゃうでしょ?
ここで、右だけ股関節回ってますよね?わかります?
など、一つ一つ、体で感じ、目と頭で理解を深めてもらうと、
バレエ教室の先生のいつも言ってる長島茂雄的な指導の意味がそこでようやく、つながり腑に落ちる。
ターンアウトの悩みがとても多いんですが、
ターンアウトで使う筋肉は、自分で意識できないインナーマッスルです。
梨状筋といって、お尻の一番奥にある筋肉で画像の緑の輪ゴムが梨状筋。
これを意識しようとすると、必ず、大臀筋という外側のアウターマッスルに力が入ってしまいます。
のね、梨状筋単独で活性化させるエクササイズをすることで、意識下に初めて現れます。
そして、こどものセッションあるあるなんですが、
親は理解できたけど、こどもたちは??なことがよく起こる。
低学年ならなおさら。
だから親が真剣かどうか、理解したかどうかで、お帰りになってからの、取り組む姿勢に差が出てくる。
私はよくわからないから~と、他人事のようにする親のこどもは、改善までの時間がかかってしまう。
グループセッションで先生が一人一人にかけられる時間はない。
先生の指示を感覚で理解し、再現できる子ばかりじゃない。
そして、感覚に優れた指導者はどこの世界でも言葉にするのがうまくないのだろう。
いずれにしても、バレエはほんとうに特殊なスポーツで、
スポーツとか競技のひとつではなく、バレエはもうバレエでしかない。
人々を魅了する美しさの裏には大変な努力があるのです。