クラシックバレエで『ターンアウトがうまくできるようになるためのヒント』
ターンアウトは股関節の外旋です。
ターンアウトはつま先の向きと膝の向きが一致することが望ましいわけですが、 実際はそれができない子が多いようです。
今回紹介する動画は、 一番のジャンプの時の空中での股関節の操作をした様子です。
この動画に、ターンアウトのヒントがあります。
大切なのは、見た目ではなく、そう動いているか? ということ。
まずはふつうに飛んでもらった動画です↓
説明すると、1番から飛ぶと、空中でも股関節外旋位を保とうとして力んでしまっています。
そして空中で目一杯外旋を意識した結果、着地時、股関節が内旋に働いてしまい、土踏まずが落ちてしまっています。
そこで、空中では一旦、膝を正面に向けるようにアドバイスして、練習してもらいました。
2週間後、来店した時の様子がこちら↓
着地に向かって股関節の外旋に力が働いているので、土踏まずも下がらずに、綺麗に飛べています。
次に膝を正面に向けずに、ふつうの1番からのジャンプをしてもらいました。
まだ、安定感はありませんが、結果としてはうまくできるようになっています。
促したい動きの反対に力を加えることで正しい動きに導かれるということですね。
反作用のエネルギーは実はとても大きいです。
やめろと言われるとやりたくなるのと一緒です(笑)。
股関節が外旋、ターンアウトしてるように見えて実は内旋して力が抜けている場合はこの練習は有効かと思います。
いかがでしょうか?