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かけっこが速くなる◯◯力

前回の投稿で、リズムが大事だよ、という記事を書かせていただきました。

 

かけっこはリズム!

 
 

今日はそこに解剖学的な視点から大事な要素が何かをお伝えします。

かけっこが速くなる◯◯力

 
これまで子どもたちみてきて、
 

馬力があり力強く前に進むタイプ

軽やかで回転が早いタイプ

 
この2パターンが見えてきました。
 
どちらもそれぞれの効果的な練習方法がありますが、どちらのタイプであっても共通して重要なことがあります。
かけっこが速くなる◯◯力、それは 股関節の外旋力です。
 

股関節の外旋力

 
股関節の外旋というのは股関節が外向き、外ねじれに働く力のことです。
 
目安となるのは膝の向きです。
膝が外向きの状態、ガニ股です。
 
 
ただし、酔っ払いのおじさんのように(笑)、ずっとガニ股が良いということではなく、
正しいタイミングで股関節に外旋の力が働いている
 
ことが大切になります。
 
見た目が外股の場合、股関節が外旋している、といいます。
見た目が内股でも外旋に力が働く状態なら、内旋位の外旋といいます。
 
どちらも大切なのですが、後者の方がより重要です。
 
 
外旋が正しく働くために
動きを作っていくことが大切なのです。
 
 

相撲の瞬発力とパワーに隠された3つの秘密

相撲の立会いの瞬発力。あの瞬間的なスピードと力はスポーツの中で随一と言われています。

主要力士の立ち合いを解析してきた中京大の湯浅景元・教授によると

白鵬の飛び出しの速さは毎秒4メートル。
陸上男子100メートル世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)が毎秒4・01メートルで、
白鵬は世界最速ランナーに匹敵する出足を持つ。

のだそうです。

また、

150kgの力士同士の立会いの衝撃は2tトラックの正面衝突に匹敵するそうです!

 

秘密①かかと荷重

力士は陸上のスタートダッシュのように飛び上がりはしません。足の裏はべタッとつけたフルフラットです。

これは、かかと荷重しているからです。

つま先に荷重していると、踏み込む時に一旦、かかとに戻すことになり、一拍出遅れてしまいます。

しかし、力士は足裏をフルフラットで接地しているため、ロスがないのです。

 

秘密②膝抜き

レスリングの吉田沙保里選手の高速タックルに代表されるテクニックですが、土俵を蹴ることで力を出すのではなく、膝を落とすことで地面反力をもらい、推進力に転換しているのです。

サッカーのメッシやネイマールのような一流選手もまたドリブルで相手を抜く時に膝抜きをしているため、相手はついていけないのです。

スピードと力を生み出し、あらゆるスポーツで生かされているテクニック、それが膝抜きです。

 

秘密③外旋力

股関節が外旋(足を開いて膝頭が外を向いている状態)していることで地面反力が最大に生かすことができます。それは足首から下の骨の構造が裏つけています。

まず股関節の外旋によって足部は土踏まずの上がった状態になります。

膝、足首の両関節は蝶番のような関節構造になっており、

そのため股関節の動きと連動します。

股関節が内旋(内側に動く)すると膝も足首も内側につられます。

股関節が外旋(外に動く)すると、外側につられます。
その時足の裏がしっかり接地していると、土踏まずが上がるようになっているのです。
 
 
これは以前作った足底筋膜炎の動画で詳しく説明しています。
 
 
 
 
 
ただし、気をつけなければいけないのが、
見た目は外旋していても、内旋に力が働いていると
逆効果になります。
 
 かけっこ、ランニングでも同じなのですが、
外旋しながら接地することで地面反力を最大にもらい、
離地していくときは内旋して行きます。
ただし、この内旋時は空中に浮いている遊脚に重心は移っていることが重要です。
そうでないと、軸脚が内旋で潰れ、怪我などにつながります。
 
この遊脚は内側に向かって行きますが、徐々に内旋状態から接地に向けて外旋して行きます。
 

画像で確認しましょう

荒いですが画像をご覧ください。
これは200Mの日本記録保持者の末續慎吾選手の動画から切り取りました。
向かって左。右脚の動きを見てください。
 
 
 
接地の瞬間は最も強く地面反力がかかります。ここでしっかり外旋位を作ると、足は構造上、硬く反発します。ここで内旋していると足は構造上、弱くなっているのでつぶれてしまい、せっかくの反力が弱くなってしまいます。
 
 
外旋接地から内旋、その後遊脚は外旋位の内旋で前に運ばれ、振り下ろすところから外旋に切り替わります。
 
専門的でわかりにくくてすいません。
 
いずれにしても、身体特性、運動原理の観点からは
この外旋というのがポイントになるのです。
 
 
 

まとめ

かけっこが速くなる外旋力

  • ヒントは相撲にあり!
  • かかと重心、膝抜きはあらゆるスポーツに応用できる原理原則!
  • 股関節の外旋力が肝!

 

 

当かけっこ教室で必ず行う基礎練習に四股シコ、テッポウといった相撲の動きを取り入れています。また、ただ走るというよりも、外旋力を高めることを意識した練習を取り入れています。

 

今日はこの辺で。

最後までおつきあいありがとうございました。

 

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