当店は整体と運動指導の2本柱です。
どんな感じかというと、
クライアントの状態に合わせて、
整体、運動指導、そしてカウンセリングのようなお話する時間もけっこう使います。
整体をじっくりする時もあれば
運動指導でほとんど時間を費やすこともあります。
カウンセリングが長くなることもあります。
なので、整体、というよりはセッションという言い方が好きです。
どんなことを望まれているのか?
どんなことを共有すれば良いか?
どんな方法が適切か?
常に考えながら、時間を使っています。
体をいつも正しい、ということを大前提として伝えて、
いま体に起きていることを理解し、肯定して、前に進む。
僕の仕事は整体です、とみんながわかりやすいのでそう言っているけど
整体の人とは、本人あまり思っていない。
運動指導の分量も多いので、整体トレーナーと名乗っています。
でもつい最近、フェイスブック友達の投稿を見て、
ああ、僕の仕事はコンディショニングデザイナーとも言えるなと気づいた。
整体という仕事自体は、体を調律するようなイメージ。
例えば、楽器の調律というものは一気にできない。
いったん合わせたと思っても、音を出してみるとズレている。
微調整を繰り返し、ちょっとずつ調整しながら、ピッチを完成させる。
でも弾いているうちにまたズレてくるので常に調整をしていかないといけない。
でも実は、体の調律というのは、自身の体のある恒常性維持のシステムが発動していれば、かってにやってくれることだから、
整体師ごときが調律師を名乗るというのはちょっとおこがましい気がしている。
全体像を俯瞰して、方向性やなりたい自分をクライアントと共有し、専門知識、専門技術をうまく使ってその手助けをしていく仕事なわけだ。調律の前の仕事なんだよな〜。感覚的には。
で、実際には体の不調がどこから来たかっていうと、
調律に入る前にたくさんのことが起きていることを見ていかないといけないわけです。
体におこることはそのまわりにあるたくさんの状況が影響していて、とても複雑。
心と体がバラバラでは、そもそも循環不良、不協和音が起きる。
気持ちの良い循環、和音を作っていくには、気持ちの在り方、心構えを変えていかないといけない。
また、生活環境に目を向けると、ストレス、睡眠、食事、人間関係など多岐にわたる。
踏み込んだことは控えるけど、そういった環境も影響していることを知ってもらい、
できるだけ、能動的にアクションを起こしてもらえるように促すファシリテーションも必要。
心と体のつながり、循環、コミュニティなど総合的にデザインして、
最適な環境を構築していく。
デザイナーでしょ?
現場監督?笑
ほんとに書きたいことって、なんか、だらだら書いてしまうのが悪い癖ですが、
全体像を俯瞰して、デザインし、いわば、カラダコミュニティの再構築をしていく
コンディショニングデザイナー。
むふふ、やっと自分の本当の肩書きの輪郭が見えてきたかも。
ここまで長かったなー笑。
松田タカシ