この記事は頭痛の原因、自分でできる対処法、当店では何ができるかを出来るだけ簡潔にまとめていきます。
多くの頭痛持ちの方は鎮痛薬を常用しており、薬に頼るしかないという生活を送られています
この記事がだれかの役に立てば幸いです。
まずは頭痛の種類と症状について
①緊張性頭痛
症状や特徴
- 締め付けるような痛みがこめかみ、両側、後頭部などに起こる
- 吐き気を伴うこともある
- 朝より日中、夕方にかけて出てくることが多い
- 頻繁にそれこそ毎日のように感じることもある
- 休日になると痛くなる
- 首や肩のコリがある
- 猫背
- 長座りが多い
- 運動しない
- 日常的にストレスを感じている
- 休日になると痛くなる
②偏頭痛(片頭痛)
症状や特徴
- ズキンズキンと拍動する痛みが、片側、両側に起こる
- 月2、3回程度起こる
- 朝起き抜けに起こり、立ち上がれなくなる
- 音や光に過敏になる
- 吐き気を伴うこともある
- 若い女性20〜40代に多い
- マッサージなどは効かない
③群発性頭痛
症状や特徴
- 激しい痛みが片側の目の奥に起こる
- 涙が出る、鼻水が出る
- 短期間で連続して起こる
④危険な頭痛
症状や特徴
- バットで殴られたような激しい頭痛
- 徐々に頭が重くなり吐き気に襲われる
- 意識の混濁
- 手足の痺れ
- 感覚の鈍磨
くも膜下出血、脳出血などの可能性が強く、命に関わります
多くの方が悩まれる症状は①の緊張性頭痛と②偏頭痛(片頭痛)です。
この2つに絞り原因と対処法を記します。
『緊張性頭痛の原因とすぐにできる対処法』
緊張性頭痛の原因
一言で言えば、
血行不良によって起こる頭痛です。
結構不良の誘発原因として考えられるのは
長時間の長座り、冷房、運動不足、ストレス
などです。
また環境因子、社会的因子などによるストレスは
首や肩周りの過度な緊張が起こり、いわゆる首コリ、肩こりになります。
緊張性頭痛の対処法
1、頭痛薬を飲む
痛みの原因は解消しませんが
一時的に利用することでしのげるので重宝します。
ただし、常用しないこと
2、首や肩を温める
温熱効果で血流を促すことでラクになります。温湿布よりは実際にカイロや湯船に浸かるるなどがおすすめです。
3、首や肩のストレッチ、エクササイズ
血流が促進され一時的にラクになります。ラジオ体操のように腕を上げたり回したりすること。
継続することが大事です
4、テーピングをする
頭痛に関連する、肩の僧帽筋、首すじの筋肉などに
伸縮性のあるキネシオテーピングを貼ることで
保温、血液リンパの流れの促進が期待できます。
貼り方、貼る場所については専門知識が必要になり、
背面のため自分で貼ることは難しいです。
5、何かに集中している時は痛みを忘れる
あくまで一時的ですが、何か別のことに集中している時、
楽しんでいる時間は痛みを忘れているはずです。
これは気が紛れている状態で、
痛みでもかゆみでも、喜怒哀楽でさえも、
人間は常にどれか一つの感覚を優先して他は感じないようになっています
逆にいうと、いつも痛い、辛いとばかり考えていると、ずっと痛みが居座ってしまい、
たいした痛みでもないのにすごく痛いという痛覚過敏のような状態にあります。
これがいわゆる慢性化した状態です。
気が紛れている時間が長くなればなるほど痛みを感じる物理的時間が減り、
結果として痛みは少なくなっていきます。
5、マッサージなどを受ける
気持ちの良いマッサージや信頼できるかかりつけの先生に施術してもらうことで
直接血行促進や痛みに緩和が可能なこと、そしてプロによる手当は癒しと安心感をもたらし、
ストレス解消になります。ストレス緩和は痛みを鎮める大きなテコの働きをします。
『緊張性頭痛に当店でできること』
5で紹介した効果が主となります。
具体的には頭痛を改善するのに効果的な手法はトリガーポイントセラピーです。
頭痛の引き金になる筋筋膜への直接的なアプローチの即効性は高く、
ほとんどの場合、その場でラクになります。
ただし、施術の効果がどのくらい持続するかは症状の度合い、
セルフケアの実施によるので一概にはいえません。
直接お越しになる最大のメリットは、自分で対処する、ケアする方法を学べることにあります。
この記事のようにネットでググれば対処法は山のように出てきますが、
直接オーダーメイドで対処法を聞けること以上のことはありません。
『偏頭痛(片頭痛)の原因とすぐにできる対処法』
偏頭痛(片頭痛)の原因
原因不明と言われることが多く対処療法が主流になっています。
遺伝、気圧の変化、ストレス、栄養状態などなど。
そういった不明瞭なものを原因として、
自律神経やホルモンバランスが乱れることでおこっているのが偏頭痛(片頭痛)です。
親子で頭痛持ちということも多く、遺伝という説もありますが、
ストレス耐性に関して遺伝するという性格上の意味ではまちがいではありません。
ただし、緊張性頭痛でもストレスは大きく関係しているので、
偏頭痛と緊張性頭痛が別の症状ということはなく、境目はあいまいです。
偏頭痛(片頭痛)の対処法
1、静かで暗い環境でゆっくりする
朝の起き抜けに起こることが多いので、
可能なら学校や会社には遅刻や欠勤、欠席を申し出て、
部屋を暗く、静かに、ゆっくり横になってください。
2、冷やす
頭部のズキズキしているところを直接アイシングすると拡張した血管が収縮するのでラクになります。
アイシングは10分から20分程度でいったん常温下にもどしてください。2、3度繰り返せればベストです。
3、ストレス源を避ける
自身のストレスの元になっているコト、人などから距離を置くことです。
4、ストレス解消をする
ストレス源を解消できない場合は
特に、ストレスの発散は大切になります。
好きなことやおもっきり汗をかくなどして気を紛らわせましょう
『偏頭痛に当店ができること』
緊張性頭痛と同じです。ただし、初期治療に関しては上記の1、2となります。
自宅でできる場合はそのようにしていただき、ご来店される場合も同じ処置を行います。
まとめ
頭痛はストレスが大きく影響しています。
現代のストレス社会の中でどのようにそれらをいなしていくかは
多種多様でとても難しい課題です。
寄り添いサポートしてもらえる、家庭環境や、
我々のような専門家と長くお付き合いをして信頼関係を作っておくことも大切です。
そして運動不足は多くの不定愁訴の原因です。
大抵のことは気持ちよく運動を継続することで解消できます。
頭痛持ちの方は散歩、一駅歩く、階段を使うなど、できることからはじめてみてはかがでしょうか?