機能性を追求するスポーツの世界。
ハイテクシューズにハイテクウェア。
軽さ、反発の追求もいいけど、その前に
立ち止まって考えて欲しいこともある。
今回は、ランナーにこそ、
天然素材メリノウールを着て欲しい。
シンプルで機能的、天然素材だから体にも環境にも優しい。
今回はそんなメリノウールの紹介です。
目次
- メリノウールとは
- メリノウール との出会い
- 7年着てみて着心地、ヘタリ具合は
- 環境問題との親和性
- メリノウールはランニングには向く？向かない？
- まとめ
- おすすめリンク
メリノウール とは
ウールの中でも最高級とよばれるもので、
オーストラリア、ニュージーランド、フランスのメリノ種の羊毛のこと
メリノウール素材の最大の特徴は
保温性に優れ、しかも通気性も良いので通年通して快適さを保てる
汗などの水分をウール繊維が吸い込むと、一旦閉じ込め、
その後、外に排出してくれる
防臭効果も優れているので登山用のインナーウェアとしても人気が高い
メリノウールとの出会い
ぼくがはじめてメリノウールに袖を通したのは7年前。
トレイルランニングというアウトドアスポーツに出会い、秋の肌寒い時期の１７KMのレースに初エントリー。
登山経験もないのにいきなりトレイルランのレースってかなり無謀でしたけど笑。
肌寒い山の中、何着ればいいんだろう？
暑いの？
寒いの？？
山走るってどんだけきついの？？笑
と答えのないまま、
とりあえず石井スポーツさんに行ったんです。
目的なくあれこれ見ていて、
目に止まったワゴンセールの中に
メリノウールのロングスリーブのセール品がありました。
見た目とさわり心地も良さそうで、
かなりのお値引きだったので試しに試着したのです。
うわ！！
何この肌触り！
やわらくて気持ちいい！！
ウールってセーターのチクチクボワボワしかイメージがなかったので、
驚きとともに一瞬で虜になったんです。
初レースで着た感触は、辛くて辛くて覚えてません笑。
それが出会いです。
あれから7年ですが、その頃買ったロングスリーブ２枚、Tシャツ１枚は
いまでもバリバリ現役、穴が開いても、汚れても補修して着てます。
7年着てみて着心地、ヘタリ具合は
綿、麻、化繊類はどんどん、へたるし、汗の臭い、体臭も取れなくなります。
メリノウールは感覚的には数倍持つ印象です。
あ、メリノウール の靴下は2、３日連続で余裕で履けます。
寝てる間だけ脱いで、翌朝にはサラサラにすっかり戻ります♪（臭いや汗のベトベト感なし）。
さすが登山用として人気が高いわけです。
汗をかかない涼しい時なんかは、数日着て、
そうすると洗濯回数も少ないし、
洗う時はネットに入れて洗うし、
あまり汚れてない時は軽い押し洗いに変えたり、
ちょっとした工夫でほんとうに長く着られます。
環境問題との親和性が高い
ぼくがメリノウールを気に入っているのは
まずは着心地からでしたが、
天然素材で人にも環境にも優しい
ということもあります。
人に優しい
着ていることに対するストレスが全くないということ。
肌と一体になる感覚というか、
ほんとうに気持ちが良い。ほんとうに。
独特のゴワゴワっとした感じで、
なのに、一切チクチクしない。
冬は着た瞬間の冷たさがないんです。
とにかくあったかい。
夏は夏で暑苦しさも感じることがないです。
ぼくは乾燥肌なので化繊のTシャツって静電気がひどいし、
生身にマッチしない何か着ているということを、
自覚せずにはいられない。
運動が終わったらとっとと脱ぎたい。
なんかわかりません？この感覚。
他の天然素材、オーガニックコットンや麻なども
やはり、肌さわりの気持ち良さはあります。
でも、メリノーウールの気持ち良さって次元が違います。
環境にやさしい
いま、世界中で問題になっているマイクロプラスティック。
プラスティックに囲まれたいまの生活の中で
いかにマイクロプラスティックを出さないようにするかは
心がけたいところ。
たとえば
メラミンの激○ちくんとか、
ポリウレタンのスポンジ、アクリルタワシなども使うだけで、
マイクロプラスチックが下水を通り、河川などに流れていきます。
化繊のウエアを洗濯機で洗うとどうなるでしょう？
・・・・・・・・
その点、天然素材１００％のメリノウールは安心ですよね。
環境負荷はきわめて低いと考えられます。
そして、メリノウールを取り扱う企業や会社というのは
だいたい、いい会社です。←ここ大事
人や環境、それこそ、動物にも配慮し、
調和を目指して、企業努力をしています。
この会社なんかは、もう理念、プロセス、そして絵も素敵すぎて
感動します。↓
※参考画像はスクリーンショットでいただきました。
そういう企業で買い物をするというのも
地球、社会に対する意思表示です。
メリノウールはランニングには向く？向かない？
さて本題です。
ランニングにおいてウェアリングは大切な要素。
ちょこっと走るくらいなら何を着ても良いのですが、
２０分、３０分、１時間と走る時間が長くなると、
汗をかき、インナーウエアがビショビショになります。
そこで吸水速乾機能の化繊のスポーツタイプの登場となります。
化繊のものは、いまや技術開発でほんとうに機能的です。
特にトレイルランニングのような何時間も動き続ける
ミドル、ロングディスタンスになると汗冷えは大敵です。
寒い時期のランニングでは
体は運動中は熱を産生していますが、
足を止めた瞬間に、汗で濡れたインナーウェアが
一気に体温を奪い始めます。
風邪もかんたんに引いちゃいます。
特に、寒い時期は低体温症になります（命に関わる）。
ランニングで汗をたくさんかいた直後に体温を測ったことがありますか？
体温たかそうですよね。
ぼくは電子体温計で測りましたが、計測不能でした。
発汗中はいいのですが、運動を停止した瞬間に
一気に恐ろしく下がります。
僕の場合、汗かきなので、34度代まで下がります。
ぼくが風邪をひくときは十中八九、汗冷えです。
でも先に書いた化繊の環境問題も気になります。。
そこでメリノウール素材！
メリノウールは繊維の中に汗を閉じ込めるので、
肌にあたる冷たさは少ないです。
化繊よりも汗冷えは少ないです。
ただ、メリノ繊維も許容量があるので大量の汗までは閉じ込めることはできません。
一度びしょびしょになると
重くずっしり、冷たさも感じるようになってしまいます。
ですので、
ランニングでメリノウールを着る場合のコツとしては
- ゆるラン
- 時間の短いランニング
- 汗の量が減る春、秋、冬
- 足は止めず、最後まで走りきる時
という感じになります。
ほとんどいける笑。
また、
途中で着替えられるように替えを用意できる時、
吸収の良いコットンタオルなどで汗をこまめに拭き取る
などの工夫と一手間で着ることもできます。
僕個人的には、とってもとっても汗かきなので、
夏の時期の運動時は着ません。
シャワー浴びたみたいに汗を書く時はメリノウールは乾きません。
そして、なんかもったいないから（＾＾）
最近は化繊が混ざったメリノウールや、
メリノウールを完全再現した化繊などのインナー（化繊です笑）も出ていますので
選択肢は広くなっています。
でもそういう気持ちをひとりひとりがちょっとだけ持つことが
大きなアクションに繋がります。
ランニングは化繊で、普段着にメリノなどの自然を素材を着る
というのもいいですよね。
着心地の良さと社会的意義。
一粒で２つおいしいのがメリノウールの良さです！
まとめ
- メリノウールは人にも環境にもやさしい
- ランニングで十分着れる
- 買い物は意思表示
なんでも便利で合理性を求めると、必ず、環境負荷が上がります。
一手間増やしてでも、着る価値はあると思います。
ぼくはこれからもメリノウールを着ます♪
最後におすすめのリンクや商品紹介します！
当店でも取り扱っています。
SUPERfeet merinoGREY
CAMP HACK
秋冬にはメリノウールが絶対おすすめ！アウトドアマンたちが愛用する理由って？
YAMA HACK
試す価値あり！夏は涼しく冬は暖かい天然素材【メリノウール】
羊に感謝 !「ウール」と「メリノウール」の違い
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