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小学生に適した運動って何かを真剣に考えて欲しい。

楽しく走るがモットーの松田です。

 

うちはかけっこ教室なのにかけっこばかりやりません。

かけっこだと思って、参加してあまり走らずに物足りなさを感じる子もいるかもしれません。

夏休みに行なったオープン参加の参加者にもそのような感想がありました。

そうだと思います笑。



気合いの入った親御さんはこどもを結果で評価しがち。

だから脚を速くする方法を知りたがる。

 

そんなこと簡単です笑。

ちょっとググってもすぐ出てきます。

 

でもそういった練習の多くが、体にものすごい負荷かける練習です。

機能解剖学、運動力学のなどの専門知識のない素人が昔速かったからと

経験値で指導して

 

アキレス腱炎、

足底筋膜炎、

股関節痛、

 

子どもなのに腰痛・・・泣

 

野球やテニスなどなら

インピンジメント、

テニス肘、野球肘

 

バレエでも

正しい立ち方、姿勢を中途半端に身につけて

どんどん練習量が増えていく教室もあるようです。

 

痛みがなくてもまちがった動き方で練習量が増えれば

骨格の変形は起きます。

 

O脚

扁平足

外反母趾

内反小趾

翼状肩甲骨

ストレートネック

 

こういった症状はケガのタネをたくさん作る事になります。

 

親がこどもを結果で評価することは

こどもの心とからだに
大きなストレスになっていることもありますよ。

 

こどもはママやパパにほめてもらいたいからめっちゃ頑張りますよね。

 

日本で活躍するトップアスリートが幼少期から、
血の滲むような特訓を泣きながらしている映像をみて、

みんなトップアスリートはすごいね〜
ここまでしないといけないよね。

と思うでしょう。
そうしてトップに駆け上がる子もいます。
でもその才能ある子が、一番大事な時期にケガで悩まされ、
結局若くして、燃え尽きて引退・・・・。
これは美談でしょうか?

これは悲劇ですよ。

のびのび楽しくスポーツを続けて、
シニアでもっと活躍できる可能性もあったかもしれない。

 

日本は基本的にこの

お涙頂戴、スポ根、気合いのステージから抜けれないのかな〜
としみじみ感じます。

 

数年前に箱根を制した某大学の選手たちが

卒業後はもう走りたくないと、多くの選手がコメントを残していること

そんな思いで走っている子達に熱狂して涙する、おめでたい日本人。

 

いいんでしょうか、ほんとうにこのままで。

 

小学生時期は骨格が完成していません。

とにかくここをしっかり考え欲しい。

骨が柔らかいんです。
重力に負けます。
重力に負けるって

骨が曲がり、関節が痛むってことです。

それ、致命的なことになるんです。

 

生活習慣の影響も大きく受けます。
猫背でゲームに夢中、
こどもなのに、

おじいさん、おばあさんのような(ごめんなさい)姿勢で歩く子が
いかに多いか・・・・・・・・・・

 

そんな姿勢で過ごしている子がスポーツで体幹とかちゃんちゃらおかしい。

 

こどもたちが息長く楽しくスポーツに取り組むためには
日常の過ごし方からです。

そして様々なスポーツに触れ、スポーツの楽しさを味わうこと

いろんな動き方を身につけ、柔軟性や全身の協調性を高めておく。

本気になるのは成長が止まってから、
中学になってからでも十分です。

 

 

海外のアスリートは小学生の時は呑気に遊びの延長でスポーツしてますよ。

 

今日はちょっと辛口でしたが、

こどもにスポーツを教える指導者は

その責任と真剣に向き合わないと。

 

自戒を込めて・・

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