越谷BASE松田タカシです。
僕は、手技療法という手に職を持ったわけだけど(今さら?笑)、技術同等、それ以上に必要で大切なモノが実は色々ある。
クライアントさんにしてみたら、痛み取る専門家くらいに思っているでしょうけど、こちら側から言わせてもらうとそんなにシンプルでもない。
それは何を持って治すなのか
治すって何なのか
そもそも治してるのかね僕らは
痛みを取るだけの仕事でもなくなっているのが、僕ら代替医療の世界なんです。
技術の前に
体の機能解剖知らないとダメよねってこととか、
生理学も時にそうだし、
心の有り様が痛みを0にも100にもしちゃう、うそみたいな変化もそうだし。
体に起こる症状って本当に色々複雑な要素が入り組んで起こっているのです。
僕の結論を言ってしまうと、ほとんど人が単なる運動不足(言っちゃった)。
(スポーツ系のクライアントさんは悪いフォームとオーバーユース)
でもそれは、治す方法の話として提案することで、
今、現実に起こっていることはとにかく複雑。。
最近では
食べるもの。食べたもの。
食べ物の影響を受けて、いろんな症状が出ていると考える治療家も増えている。
誰でも買える一般向けの本からのにわか知識で語っている治療家さんも多いけど笑。
今のあなたは食べたものでできている
という有名な殺し文句があります。僕も以前よく使っていました。
この言葉は、だから食べ物を選ぼうというメッセージとして伝わっている。
確かに、栄養学の一般的な考え方は食品に含まれる栄養素を分析して最適な分量、割合を提案してくれているありがたい学問で基準として役に立つものだ。
でも本当に大切なのは、
あなたの体は何を選ぶのか?
なのではないだろうか。
健康な人の体が選ぶ栄養、不健康な人の体が選ぶ栄養は違う。
運動する人に必要な栄養と頭をたくさん使う人に必要な栄養も違う。
つまり、食べ物の問題ではなく体の問題。
どんな栄養素をどれだけ体に吸収させ同化させるのか、
何が不要で何を排泄するのか。
これは食べる物の質の問題もあるけど基本的には、体の問題。
そういう視点を持たなければ、あれ買え、これ買えの情報に踊らされる。
まだまだ体に影響を与える要素はある。
家族や、社会とのつながりと健康は無関係だろうか?
自然と共生することと、コンクリートジャングルに囲まれ暮らすことは同じだろうか?
そういった環境に左右され人もいるし、されない人もいる。
持っている性格によって、改善の過程が全く違う。
生まれつきの体質や育った環境も関係する。
こういったこと全てがクライアントさんの心身に現れ、
整体という仕事の術者、被術者の関係性の中にも滲み出ていると思っている。
どれもこれもこだわりすぎると、結局全体が見えなくなるし、
俯瞰ばかりしているとぼんやりするし、
全くとんでもない仕事を選んだもんだと、感じています。
でも、これが真実だと僕は思い、
一人一人、真剣に向き合っているし、
できるだけ手先足先の話、対処法ではなく、
本質的な話を理解してもらえるようにしている。
ただ、ここまでの話は、感覚的に情報としてインプットしてはいるけど、やっていることは整体です。ついでに口を動かしている感じ。
手を通して人を癒し、安心させる中で、
この人にとって必要な情報は何だろうと僕なりに取捨選択して、
お話、提案させてもらっています。
言葉の持つ力、エネルギーはすごいと常々感じている。
それは世に出回っている、格言集や、セミナーを満席にするスピーカーがもてはやされていることからも明白だ。
だから僕は言葉の持つ力を過信せず、言葉を選び、クライアントさんと向き合う。
カウンセリングのセッションも検討しているけど、かしこまると相手も警戒するので、今は整体で良いと思っている。
だらだらと書いたけど、
本当に大変だけど面白いオシゴト。それが僕の整体だ。